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繰り返されるぎっくり腰

recurrent back pain

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ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰とは、突然襲ってくる激しい腰の痛みのことです。多くの人が一度は経験するのではないでしょうか。ドイツ語の「Hexenschuss(ヘキセンシュス)」には「魔女の一撃」という意味があり、その名の通り、まるで何かに打たれたような鋭い痛みが走るのが特徴です。医学的には「急性腰痛症」と呼ばれています。

このぎっくり腰が起こる原因の多くは、急な動作や無理な姿勢による筋肉の緊張です。急に体を動かしたとき、筋肉が一気に引き伸ばされることで、筋繊維が損傷し、強い痛みが生じます。重いものを持ち上げようとして発症するケースはよく知られていますが、必ずしもそうとは限りません。たとえば、くしゃみをした瞬間や、靴を履こうと少しかがんだだけでもぎっくり腰になることがあります。何気ない動作であっても、無理な姿勢で行うと筋肉に過度な負荷がかかり、発症しやすくなるのです。

また、長時間の悪い姿勢もぎっくり腰を引き起こす要因のひとつです。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていると、腰への負担が徐々に蓄積されます。特に猫背の姿勢は、腰にかかる負荷をさらに増やすため注意が必要です。姿勢が悪い状態が続くと、腰周りの筋肉が疲労し、ちょっとした動作でも痛みが出やすくなります。

加えて、肥満や運動不足も無関係ではありません。体重が増えすぎると、腰への負担が大きくなり、筋肉や関節に余計なストレスがかかります。運動不足によって筋力が低下すると、腰を支える力が弱まり、より痛めやすくなるでしょう。

こうした原因を踏まえると、ぎっくり腰を防ぐためには、日頃の姿勢や生活習慣を見直すことが大切です。適度な運動を取り入れたり、正しい姿勢を意識したりすることで、ぎっくり腰のリスクを大幅に減らすことができます。

日常で出来るぎっくり腰の予防法

ぎっくり腰を予防するには、日常生活の習慣が重要なポイントになります。
筋力トレーニングやストレッチはもちろん効果的ですが、ぎっくり腰を避けるための正しい姿勢や動作を知ることも欠かせません。
例えば、物を拾うときの姿勢ひとつでも、ぎっくり腰のリスクが潜んでいます。負担のかかりやすい体勢を理解し、日頃から意識することが大切です。

正しい姿勢

座るときは、背筋を伸ばし、腰をしっかりと支える椅子を使うことが推奨されます。立っているときも、左右の足に均等に体重をかけ、骨盤を前後に傾けないよう意識しましょう。こうした姿勢の工夫は、ぎっくり腰の予防において非常に重要です。

筋力トレーニング

筋肉を強化することで、体を支える力が高まり、腰への負担を軽減できます。特に、腰回りの筋肉を鍛えることで、ぎっくり腰のリスクを大幅に減らせるでしょう。

ストレッチ

日々の生活にストレッチを取り入れることで、体の調子を整え、ぎっくり腰の予防につながります。ストレッチには血行を促進し、筋肉の柔軟性を高める効果があり、腰の負担を軽減するのに役立ちます。さらに、リラクゼーション効果も期待できるため、ストレスの軽減にもつながるでしょう。